2013年11月15日
保健研究協議会。
先日・・・
中央地区学校保健研究協議会が開かれました。
中央地区・・・3中学校・6小学校から成ります。
今回の担当は1つの中学校。
研究主題は
「生涯にわたって心豊かに たくましく生きぬくこどもの育成」
~自らの生き方を考える性(生)に関する指導のあり方~
でした。
性に関して学校サイドでは指導カリキュラムにのっとり
1年から3年まで それぞれ段階的に内容を変え授業を行っています。
しかし 保護者も入り研究となると
これまで なかなか取り組みに抵抗があったり
また、アンケートなどでは本音や実態が出しづらい面もあり
ハードルの高いテーマであったようです。
しかし、異性に対する興味も大きくなる中学生の時期に
誤った性情報により望ましくない行動をとる実態もあります。
生徒自身が正しい判断ができるよう発達段階に応じた知識を得て
周囲に惑わされずに自分の進路実現のために
よりよい行動を選択できる生徒を育成することが大切と考え
今回の主題とされたとのこと。
保護者と生徒に対して 正面から問うアンケートにも感心しました。
恥ずかかったり かっこ悪いといった思いから
なかなか本音を話せない生徒に対しては
保健室で話しをしっかり聞くことで落ち着いたそうです。
保護者へのアンケートの一部ですが
Q:性に関する事について子どもと話しをしますか
A:よく話す&時々が48% ほとんど話さないが52%。
Q:男女交際について子どもと話しをしますか
A:よく話す&時々が68% ほとんど話さないが32%。
その他 中学生の男女交際は保護者としてどこまで許されますか?
該当複数回答可でありましたが・・・
話したり、行動を共にしたりが 約9割
手を繋いだり腕を組んだりが 約2割
抱き合うやキスをするが約0.1~0.2割。
性交をするはゼロでありました。
子どもにとったアンケート結果との違いが大きいこと
手を繋ぐのもダメなのかという問いに
その先にいきそうで想像して怖いという保護者の方もおりました。
「誰もが進み 歩んできた道であるとは理解しているけれど
知識と自制と選択をしっかり身につけるまでは
人生の先輩である親や周りの大人が道標になるべき!」
そう強く感じた協議会でした。
残念ながら・・・そうではない大人もいるのが現実ですが・・・。
Posted by さとう高広 at 14:21│Comments(0)